リタリコ住道様インタビュー【コミュニケーションワークショップを終えて】

リタリコ住道様インタビュー【コミュニケーションワークショップを終えて】

表現コミュニケーション開発協会のナカニシです。

2025年3月に就労移行支援事業所LITALICOワークス住道様(以降、リタリコ住道さん)にて、コミュニケーションワークショップを開催しました。

リタリコ住道さんに通所されている利用者さんへの特別プログラムという形で実施させていただき、10名ほどご参加いただきました。

今回は、ワークショップ後にリタリコ住道・サービス管理責任者の高塚様にご感想をお伺いしました。

目次

コミュニケーションワークショップをおこなってみて率直な感想をお聞かせください。

リタリコ住道様インタビュー

日ごろ私たちが提供できる支援やプログラムではできないものの感じがして、利用者さんの違う一面が引き出せた感じがします。

また、利用者さん同士の距離感が、いい意味で近づいたと思います。

いつも私たちが提供しているプログラムでは、自分の考えたことなどをシェアする機会はあるものの、名前を呼び合ったりすることはあまりないんです。

今回のワークショップは、一番初めに名前を呼び合いながらボールをパスするものがあって、その段階で参加者さん同士の距離がグッと縮まった感がありましたね。

今後、他のグループワークをやる場合にも、利用者さん同士話しやすくなったんじゃないかなと。一回のワークショップでこの雰囲気を作っていただけたのはとてもありがたいです。

ワークショップをおこなってみて感じた変化はありますか?

今まで利用者さん同士で雑談するというのはあまりなかったんですね。同じワークに参加することがあっても、各々が個別に課題に取り組む感じだったので。

今回のワークショップが終わって、帰り際に利用者さん同士がお互いの悩みなどを話されていて…。そういう光景を初めて見たんです。

また、プログラムが始まる前は緊張気味で手のひらをぎゅっと握りしめていた方が、後半はリラックスしてきて手の力が抜けていたり、

始まる前は足も手もそろえて固まって座っていた方が、後半身振り手振りが増えて表情も柔らかくなったり、そういう変化も感じました。

ワークを通じて、身体を動かしながらゲーム感覚で楽しんでコミュニケーションした1時間半がなければ起こらなかったことだと思うので、そういうのを体感してもらえたのはとても大きいかなと思います。

このワークに興味を持っていただいた経緯を教えてください。

もともと「コミュニケーションを練習しよう」のようなプログラムは取り入れてはいるんです。

以前リタリコの別のセンターで「演劇を取り入れたコミュニケーション」のプログラムが実施されたことがあり、私も職員として参加したんです。

その時も、利用者さんたちの「いつもは見えない一面」が見えたりして、とても良い反応を体感したことがありまして。

「気持ちのしんどさ」や「考え方の特性」から人とコミュニケーションをとることが怖くなっていたり苦手意識がある方がそのワークショップに参加して効果を実感していたという経緯があるので、ずっと何かの形でまた導入できれば…と思っていたんです。

そこでナカニシさんにお会いする機会があり、逃がす手はない!と(笑)

リタリコ住道様インタビュー

コミュニケーションワークショップ、どんな事業者さんにおすすめですか?

ゲーム感覚で取り組めるので、お子さんの多い施設や発達支援施設などでも取り組みやすいかなと思いました。

言葉を使って話し合ったりするワークが苦手な方にも良いと思いますね。

一般企業さんの社内の関係構築研修にも合うと思います。

また障碍者雇用に力を入れている企業さんで、障碍者の方と健常者の方と一緒にワークをすることによって、障碍に対する理解だけではなくコミュニケーションを通じて、壁を取り払うこともできるんじゃないかなと思います。

言葉もそこまで使わないワークもあるので、外国人の方と日本人の方が一緒に働いている職場などでもありかもしれませんね。文化の違いで「そう感じるのね!」という発見もあって面白いかもしれません。

ファシリテーターからひとこと

今回はナカニシがワークショップのファシリテーターを担当させていただきました。

始まる前は皆さん緊張気味で、私がワークショップの説明をさせていただいているときも、正直なかなか反応が見えづらい状態でした。

ですが最初のワーク(名前を呼ぶワーク)から皆さんの心がほぐれていくのを感じて、更にワークを進めていくにつ入れて、自然に参加者さん同士が思いやりを持ったコミュニケーションの交換をされているのを目の当たりに…!

ワーク終了後、私は少しだけ退室したのですが、戻ってきたときに利用者さん同士の談笑が廊下にまで聞こえてきて「始まる前と雰囲気が段違い…!」と感じました!

これは高塚様にも喜んでいただけてうれしかったですし、コミュニケーションのチカラを改めて感じることでした。

リタリコ住道の職員の皆様、利用者の皆様、ありがとうございました!

表現コミュニケーション開発協会では、今後も様々な場所でコミュニケーションワークショップの普及に取り組んでまいります。

社内研修・新人研修や、レクリエーションの一環に取り入れたい企業様や団体様、ぜひ一度お問い合わせフォームよりお声がけいただければと思います。

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この記事を書いた人

【この世から対人関係の悩みをなくす】
全日本人のコミュニケーション力向上にむけて、Play(演劇・遊び)の要素を取り入れた演劇的手法で心を意図して通わせることができるようになる体験型ワークを普及させるために誕生しました。

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